しきたり、習わしはお稽古事の★★?

一年の盆と暮れには、日頃の感謝の気持ちや健康を気遣う気持ちなどを伝えます。
贈る相手は親や親戚、上司、取引先、仲人だけでなく、お稽古事の先生などに贈ることも多いようです。

本来、「中元」とは7月15日のことで、古く中国では上元(1月15日)、下元(10月15日)と共に重要な祭日でした。
これは道教の思想に由来します。この3つの元はそれぞれ3人の天神様の誕生日で、
人々はお祝いにお供え物をしました。

一方日本には仏教の「盂蘭盆会〔うらぼんえ〕」、
つまり先祖供養の行事「盆」があります。
この盆には、迎え火や盆踊り、送り火などの様々な儀式があり、
その内の1つに「盆礼」があります。
これは親や親戚、近所の人々の間で霊前に供える品物をやりとりする習慣でした。
盆礼は一部の地域では生御霊〔イキミタマ〕とも呼ばれ、
死者を供養すると共に、生きた魂も供養する考え方の下、物品を取り交わしたようです。

これが中国の中元の供え物と結びつき、
現在のように盆の時期に贈り物のやりとりをするようになりました。
この慣習は室町時代の公家の間で広まり、江戸時代になると庶民の間でも定着しました。

歳暮は、元来新年に年神へ供える物品を、
年の暮れに本家や家元に持っていく行事でした。
今でも新巻き鮭や数の子などを贈るのは、
年神様に供えるお神酒〔みき〕の酒肴に由来するといわれています。
これもお中元同様、江戸期に庶民層に普及したようです。

表書きは水引の上側に「御中元」「御歳暮」と書き、
中央下にその文字よりは少し小さめに名前を書きます。
当方・先方のどちらが喪中であっても、贈ることができます。
しかし、ごく最近に不幸があって先方が気落ちしているなどの場合は時期を遅らせ、「暑中見舞」「寒中見舞」として贈る方が心遣いが伝わります。

この日本の風習をふまえ、お稽古事でのしきたりとして、
かんたんにまとめました。
そのお稽古事の流儀や宗派、御師匠さまによって独特の習わしやしきたりがあると思いますので、
入門されるときや、今入門したてでわからない人は
先輩やお師匠さまに伺うとよろしいと思います。

まちがっても、『領収書』、『経費の実情を見せてください』などの不躾な質問は避けましょう。
会が大きい場合は会計処理をされているとは思いますが、
踊りの発表会で舞台の大道具の経費を見せてくれとおっしゃった人は
今では御稽古場の笑い話となりましたが当人は非常にタフなため、
名取を見事に取られましたが…

入門時:束脩料(入門料)として一ヶ月分
お月謝:毎月はじめにお月謝袋へ
会費:三味線の維持費、楽譜の作成印刷費、発表会などの必要経費
:お中元 お月謝一ヶ月分
暮れ:お歳暮 お月謝一ヶ月分
正月:お年賀 お稽古はじめに心ばかりにおめでたいお菓子などを。お師匠さまからはお善哉を頂いたりします。
見学に伺う発表会:お祝い(会費でまとめてまかなう場合や、個人的にお祝いするなどさまざまです)
自分が参加する発表会:参加される場合の会費、内容やご関係によりお師匠さまの御指事があると思います。十分なアドバイスを受けましょう。

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